集団内でメンバーの結束を強めるには外部に共通の敵を作るのが最も効率的です。強大な敵を想定すれば集団内の不満を外部に向けて結束を高めることができます。国家レベルでも外部に敵を作り内部をまとめ上げるという手法が採用されるケースが多く見られます。為政者たちにとって、国民の不満をそらして支持率を高めることができる外部の敵は重要な存在です。

軍隊などでは同じ制服を着用することでさらに帰属意識や忠誠心を高めています。中学校や高校でも外部の敵を想定して集団内の結束を高め、スポーツ活動などで結果を残そうとするのが一般的です。基本的に学校やクラスで出会った人たちは電車やバスで乗り合わせた人たちと変わりがありません。しかし外部に敵を想定して競わせれば、同じ集団に属する仲間と認識させることができます。

人間は社会的な存在であり国家や学校、企業などあらゆる場所で外部の敵を想定するという手法が採用されています。多くの人々が協力し合えば優秀な人間が一人で作業などを行うよりも大きな成果を残すことができます。集団内の結束を高めるため中学校や高校では制服だけでなくクラスTシャツが使われることがあります。クラスTシャツはコストが安く、メンバーの帰属意識を簡単に高めることができるというメリットが存在します。

文化祭や体育祭などで他のクラスに勝利して大きな結果を残したい場合に必要とされています。より効果を高めたいのであれば、メンバー全員の意見を尊重してクラスTシャツのデザインを決めるとよいでしょう。